自称100歳越え、ベドウィンのお爺ちゃん
2009-12-01


死海からアカバに向け、
ヨルダン中部の砂漠地帯をドライブ中のこと、
こんな看板が立ってました(↓) 禺画像]

気になったので見に行こうと、
国道をはずれ、閑散とした道を約20キロ走行(↓) 禺画像]

砂漠の中の寂しげな村到着(↓) 禺画像]

村人もちらほら(↓) 禺画像]

村の中を走るとこんな所に到着(↓) 禺画像]

興味津々、見に行ったところ、管理人のおじさん登場。
ここはヨルダン中部Dana自然保護区の中にある、エコロッジでした。
村の中にあるのは受付のみで、宿は砂漠の中。
時間がなくて見にいけなかったのですが、
後でネットで見たらこんな素敵な所でした(↓)

FEYNAN ecolodge

宿は舗装されていない砂漠の中のため、見に行けなかったので、
とりあえず、管理人のおじさんと話はじめました。
アラブ人はとにかくおしゃべり好き。
10分も話せば生まれてからの現在までの自分史を全て話し出します!

ところで、おじさんが双眼鏡で何かを見てたので(↓)
「おじさーん、何見てるの?」 禺画像]

「羊とラクダ。うちとご近所さんのものだよ。」
「本当だ、おじさん、管理人業と牧畜の二重商売だね」
「そうさ。そうさ。ほら双眼鏡で覗いて、様子がおかしければ、
こうして携帯電話で家畜の近くにいる人に方向転換とか指示するのさ。」
写真のど真ん中(↓) 豆粒みたいにおじさんの羊が写っています。 禺画像]

その後、おじさんのおしゃべりは止まらず、
「自分はラシャイデ家のベドウィン(砂漠の遊牧民)、
38歳だ。妻は2人、子供は12人。子供はこれ以上増やさないぞ。
少し前まではベドウィンとして生活していたけど、
政府の定住化政策で村生活をはじめたのさ。
我が家はあそこ(2階建ての家(↓))、晩御飯食べに来ない?」
と、こんな調子。 禺画像]

ちなみにイスラム教では妻は4人まで認められていますが、
ヨルダンの場合、複数の妻を持つケースを見るのはごくまれ、
例えあったとしてもこうした地方部の村社会、部族社会の名残がある箇所で、
都心部で複数の妻がいる人とは私は会ったことはないです。

ヨルダンのベドウィン、
人口規模として多いのは、
アンマン郊外ザルカ地域を拠点とするベニ・ハッサン家
それと「アラビアのロレンス」でもお馴染のフエタット家
フエタット家はヨルダン南部のマアーンという町から東に展開、
ロレンスはマアーンでフエタット家から3000人のベドウィン兵を参集し、
アカバを攻め落としました。

歴史的にカウボーイのように勇敢で強豪なベドウィンとして有名なのは、
アンマン南からマダバまでを拠点とした

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